江戸時代の浮世絵師・安藤廣重の浮世絵の復刻版25点セットです。 説明書には「本画集は一立斎安藤廣重の世界的コレクション内山晋氏の秘蔵の名作より、更に未刻未刊の名品を激選し、原画そのままの複製版画を頒布します」とあります。 複製の方法は「原画を一色ごとに桜の版木に彫り分け、厘毛の狂いも見せぬ熟練の妙技」「濃淡二十度に達する色彩を丹念に摺り重ねつつ仕上げていきます」と表されています。 日本芸術院院長の高橋誠一郎氏が推薦しています。 24点のうち、4点は経年（約50年）の湿気による薄い染みがあります。 染みのない作品は、以下の20点です。 ・阿波の鳴門　六十余州名所の内　最高の名作（画像） ・ばらに小鳥　朱紅色のバックに白ばら超豪華なうちわ絵（画像） ・椿に鶯　名作「和漢朗詠集」の内（画像） ・鯉の図　魚づくし二十種の内　生きて踊る廣重の筆（画像） ・布引の滝　本朝名所の内の名作 ・出羽月山　六十余州名所の内　秀峰月山の景 ・弓張月　月二十八景の内　稀有の名作 ・日の出に鷹　気迫に満ちる名作の一 ・養老の滝　六十余州名所の内　涼味雄大な名品 ・雲龍の図　天下一品の珍貴作　廣重の唯一の墨画 ・多摩川の鮎　魚づくしの中の大名作 ・薩埵峠の富士　本朝名所の内の名作 ・桜に小鳥　扇画に描かれた稀品 ・甲斐猿橋　六十余州名所の内　天下の奇勝 ・白鷺の図　格調高い稀品 ・菊の図　豪華極まるうちわ絵 ・孔雀の図　大短冊作品中の王者 ・出雲大社　六十余州名所の内　朝霧の社景 ・小松に雉　廣重の花鳥画の中　最も多色美の図 ・松にいんこ　当時珍貴ないんこを描いた稀有の名品 ・琵琶湖の図　六十余州名所の内　石山寺より唐橋を望む図 薄い染みのある作品は、以下の4点です。 ・下の関の図　湊づくしの内の珍貴の力作（画像） ・富士川の図　本朝名所の内　若き廣重の野心作（画像） ・天の橋立　本朝名所の内　日本三景の一（画像） ・駿洲清水港　湊づくしの内　次郎長の活躍した当時の実景（画像） ケースに日焼があります。 画廊で同じ浮世絵1点2万円で売っており、古書店では30万円でしたので、この価格にしました。