〇クラシックギター（スペイン製） ANTONIO SANCHEZ(アントニオ・サンチェス） １０２０－S（１９９８製） トップ＝スプルース単板 サイド＝ローズウッド単板 バック＝ローズウッド合板 指板＝エボニー 仕上げ塗装＝ラッカー 糸巻き＝ゴトー製、高級感のある物に交換。 ケース＝ソフトケース。 ネック＝適正な純反り。（ほぼ真っ直ぐ） 弦高＝6弦側2.8mm、1弦側2.3mm。弾きやすさ重視で低めに設定しており、演奏性は抜群です。3弦を強くアタックすると少しビビりますが、私的には許容範囲であり、むしろ効果音と捉えています。ネックのコンディションが良いので、ここまで低く設定できます。高くしたい場合は、サドル交換、もしくはカード等を切ったシムを敷いてください。音質に影響はございません。 ブリッヂ＝弦高を低くするために、少しだけ削っています。スペイン製のギターは弦高設定が高めなので、アルアル加工です。不自然さはありません。 トップキズ＝トップ上方指板横に塗装のヒビがありますが、綺麗に塗装修理しています。木部までは達していません。他に特筆するキズはありません。 サイド・バックの白濁＝ラッカー特有の経年に伴う白濁がほぼ全面にあります。（写真では反射のため、撮影が困難でした）ラッカー仕上げの古いギターにはアルアルであり、ほとんどのギターに出現します。表面はピカピカです。経年による自然な劣化は、むしろ風格と捉えることができますが、気になる方は、購入をお控えください。 弦＝下3本がサバレスのNEW CRISTAL、上3本がオーガスチンの赤です。使用感がありますが、弦は好みが分かれるので、購入者様が張り替えてください。 古い物ですが、とても良いコンディションです。 スペイン製特有の、フレット等の雑な部分に手を加えて綺麗に仕上げています。 現在の型版ではPROFESOR-1（132,000円）に該当するようですが、サイドが単板であることから、150,000円相当ではないでしょうか。　　　　　 以上を踏まえて、ご検討よろしくお願いします。特に低い弦高のギターは稀少であり、お探しの方には朗報です。弾きやすくなければ、良い音は出せませんし、良い演奏もできません。 なお上記しましたが、サイド・バック全面に白濁があります。気になる方は、購入をお控えください。