フランス製、1890～1910年頃のアールヌーボー／ジャポニズムのアイスクリームスプーン、もしくはデザートスプーンです。長さ約12.6ｃｍ、重量約19グラム。しっかりした作りで、手に取ると心地よい重みがあります。純度950のフレンチシルバーと工房の刻印入り。ヴェルメイユと呼ばれる24金メッキ仕上げです。工房は、アールヌーボー時代に数々の美しいデザインを世に送り出したAlphonse Debainです。使用されている刻印は、1883年～1911年の間に使用されたものです。アカンサスをデザインした柄や皿の形状もたいへんに凝ったデザインです。金メッキが効果的に使い分けられており、皿部分の内側は、文様部分のみ金メッキ仕上げです。手彫りの鳥も美しく、目、クチバシ、足のみが金メッキです。東洋的な雰囲気もありますので、和食器にも合いそうです。ジャポニズムのデザインは短い期間しか製作されなかったため、デザインと質の良いものは希少です。このようなエレガントな品は、フランスのマーケットでも入手困難だと思います。

アンティークですので、日常の使用に伴う擦れや小さな傷、経年による変色はありますが、大きな傷などはありません。画像でご確認願います。アンティークという性質上、すべてのキズなどを細かく記載することは能です。状態に関しては、なるべく詳しく記載するように努めておりますが、新品ではありませんので、アンティークに理解のある方の入札をお待ちしております。返品はお受けできませんので、画像でご判断の上、不明な点があれば入札前にお尋ねください。

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