≪ロイヤルドルトン(Royal Doulton)≫ イギリス最大級の陶磁器メーカー。 1815年ジョン・ドルトンが 創業。 ドルトンはボーンチャイナを導入し、芸術的テーブルウェアを創造していくこととなる。 1887年ヘンリーはヴィクトリア女王より陶磁器界では初めてのナイトの称号を与えられ、1901年にはエドワード7世よりロイヤルの称号を与えられた。 ドルトン・ランベスの陶芸品というのは、現在のロンドン、ランベス地区にあった ドルトン製陶所の陶芸部門で1870年前後から制作が始まった装飾器や陶器の総称です。 この製陶所は現在は閉鎖されておりますが、残された作品は陶芸として味わい深いもので、今もなおこれを惜しみ慈しむ人々が絶えません。 息子のヘンリー・ドルトン (1820-1897)により陶芸部門が設けられました。 製陶所の近くにあった 美術学校から多くの人材を採用しこの部門に投入、思い切り自由に創作の腕を振るわせました。 その結果生まれた作品は好評を以て 識者に迎えられ内外で愛好を集めました。 愛好者の中にはビクトリア女王や英国 自由党党首グラッドストーンの名前も挙げられています。ランベス陶芸の発展に伴って、優れた多くのアーティストが現れました。 ジョージ・テインワース 「まがうことなき天才」とまで言わしめた陶房随一のアーティスト。 ハンナ・バーロは、ドルトン最初の女性アーティスト。 兄のアーサ・バーロ。 ハンナ の妹フローレンス・バーロ。 フランク・バトラー。 エライザ・シマンスは、アール・ヌーボー の様式を取り入れた作風に定評があります。 ランベス陶房ではアーティストに完全な創造の自由が与えられたことによって、存分に創造力を発揮することができ、これが原動力となってランベス陶芸は急速に発展し繁栄を続けました。 このように 繁栄したランベスの陶芸ですが、ヘンリー死後は大幅に製作規模が縮小され、相次ぐ世界大戦により陶芸品の製作自体が事実上能になり、1956年ランベンス窯が閉鎖されました。 割れ欠けなく状態良好ですが、画像を良くご覧になってご検討宜しくお願いします。 高さ　27.5cm口径　5cm胴径　13cm 素人採寸ですので誤差はご容赦ください。 自宅保管へのご理解をお願いします。少しでも気になる方はご遠慮ください。 アールヌーボ　陶芸　陶器 伝統 63