２０年以上前にパリの毛皮コート専門店で購入し、何シーズンか着た後、毛皮クリーニングに出して そのままずっとクローゼットにしまってありました。せっかくなので、どなたかに着ていただければと思い出品しました。 カーキ（少し緑がかったベージュ）の生地に革のトリミングを効かせたデザインです。 表地は、高級コートの定番 Diolen cotton（ポリエステル+綿）なので、丈夫でスレや傷は見当たらず、古びた感じはありません。 ライナーはモルモットファー、襟は別の種類の毛皮（たぶんラクーン）です。 サイズは"36"。日本のサイズの7号にあたるようですが、かなりゆったり目です。この出品のサイズも M にしてあります。 実寸でおよそ、着丈：100cm、肩幅： 48cm、袖丈： 53cm です。 画像２は 156m、50kg弱、Mサイズの女性が着用していますが、十分余裕があります。 ファーライナーは表と縫い合わされていて、外側の布の部分だけをクリーニングすることはできませんが、このコートの表生地はポリエステル（＋コットン）なので、汚れは拭き取ったり、部分的に湿らせて落としたりできます。 袖口やポケットの革のトリミングは傷みがあります。また、袖の後ろ、ポケットなど、目立ちませんが小さなシミがいくつかあります。画像７は一番目立つ袖（後ろ側）のシミです。これ以外のシミは黒っぽく写真にうっすら写る程度です。 リアルファーのライナーのコートは、外側が毛皮の豪華なコートより暖かだと思います。このコートのライナーは着丈いっぱい（100cm）あり首元も詰まっていて、温かさは抜群です。 古いコートですが、洒落たデザインで、寒いのは苦手だけど如何にも防寒服みたいなのはいやだ！という方には最適なコートだと思います。 ------- このコートを買ったのはパリの街中にある毛皮コート専門店でした。そのお店は毛皮のライナーがずらっと並んでいて、お客さんはライナーを試着して選び、デザインを指定してコートに仕立ててもらうというお店でした。私のような旅行者はお仕立てを待つ日にちがないので、出来合いのコートを何着か試着して選びました。